俺が高3の頃の話。
実家から離れてた俺は進路相談の為、実家に帰る事にした。愛用の原付きで…原付きっても時速80km以上はでるんだけど下宿先から実家までの距離は140kmちょい…内陸から沿岸に向かう。
当然、山道峠道になっちゃう…何考えてんだが出発したのは午後8時。まあうす気味悪いもののいい塩梅で走ってたよ。
残りは峠を一つ残すのみ…ちなみにえらく長いトンネルがある。ここは出るので有名なんだが以外な事に夜のトンネルの中は明るいしあったかいし全然怖くなかった。
かえって昼のほうが怖いくらい。トンネルを抜けると脇に広いスペースとトイレがある。
こっから街までまだまだ峠道だ…トイレ休憩して先のほうみると黄色い明かりがチラホラ…人が動いてる。ああ…工事してら…俺はバイクを走らせ峠をおりてく。
やっぱり工事だ…5~6人の作業員が灯かりの中、仕事してら…って?音がしない…それはいい…メット被ってるしエンジンの音で消されてるかも…でもさ…こいつら何でここまできたのさ…車止めるとこってさっきの広場しかないのに…。広場にもそして峠を下りきっても車は一台もとまってなかった…。
この峠とトンネルは東北でも有名なんでわかる人にはわかるかも…。でも出るのは女の人ってきいてたんだよね。
最近になって似たような経験してた人の話みつけてああそうなんだと思った。