春の勉強合宿で山奥に行った時の話。
私達は4人部屋だったんだけど、なんか窓開けたら直接外から出入りできるぐらいの高さで、しかも安宿で、窓にモザイクすらなかったので外からは丸見えでした。まわりは木だらけで、夜になると奥が見えないくらい真っ暗なんです。
。そんな中、午後10時過ぎぐらいにA子の携帯の着信音が鳴ったんです。
それは留守番電話になっていたらしく、電波が悪かったから遅れて鳴ったものでした。メッセージが入っていたんだけど携帯代えたばっかで?聞き方が分からないし、知らない番号だったとかで別の友達B子に聞いてもらっていました。
するとその友達が、「きゃーー!!」って叫ぶんです。びっくりして「どうしたの??!」って聞くと、B子は何も言わずにA子の携帯を渡してきました。
私は恐る恐るメッセージを聞きました。すると、単音で機械的な音の”運命”が流れてきました。
それは途切れ途切れで、私も一瞬叫びそうになりました。最後の2、3小説まえに「ごにょごにょ・・」って男の人っぽい声が聞こえて、何を言っているか分からなくて、もう一度聞いてみたんです。
それで、よくよく聞くと、「殺し・・やる・・」って言ってるんです。びっくりしてベッドに携帯を投げつけてしまいました。
そのときタイミングよく窓がガタガタ鳴って、A子もB子も私もC子ももうパニックでした。真っ暗で何も見えないので、外に何がいるのか分からず、その日は一晩眠れませんでした・・。