ホントの話です。
思い出すとヤです。ティバ県某所にS●ケネ●という廃墟があります。
行ったのはやたら寒い日、とにかく冬です。廃墟が好きな僕は50ccでツーリングがてら廃墟を見たりしてました。
でも廃墟の荒涼とした感じが好きなだけで怖いのはイヤでした。2階建の一軒屋で裏は崖になってます。
1階のドアはカギがかかってましたが2階の外階段のドアは開いてたのでそこから入りました。2階は窓が多くモダンで明るい感じでした。
奥の階段を降り1階へ行くと雨戸が閉まってて真っ暗な部屋が多かったのですが一つだけ雨戸が開いて明るい部屋がありました。そこには前住人の家財道具、衣服などがうず高く積み上げられてました。
その中に子供が遊ぶような布の女の子の人形(ヌイグルミ?)がありました。2体あって80~90cmのでかいもので衣服の上に無造作に横たわってました。
古いですがキャベツ人形にカオが似てました。忽然と現れたその人形のカオをしばらく凝視してしまいました。
少し怖かった。しかし何事もなく、外へ出るためふたたび2階へあがりました。
2階へ上がって出口へ続く廊下へと折れ曲がったその時。廊下の壁にさっきのキャベツの一体がよっかかって座っているじゃないのう!!キャベツはこっちは見てなかった、よっかかってる対面の壁を見てた。
こっちから見ると横向きってやつ。くるときもソコは通った、でもあんなでかいのがあればおそらく気付いたはず。
半パニックになり1階へ降りトイレ付近の窓をメットで叩き割りなんとか逃走した。その後はとくになんもないです。
数ヵ月後、有名な廃墟本にその廃墟が載ってるのを見つけ本を放り出しまた逃走した。興味のある人本見てみてね、俺はもうヤだ