この話は、私が小学生のときに親から聞いた話です。
いつの時代にもこっくりさんや、その類のものは存在するようで、母の高校時代にもこっくりさんがあり、母の友達がやるのをよく見ていたそうです。あるとき、いつものように母の友達(仮にAさんとします)が教室でこっくりさんをやっていて急にイスから落ちるように倒れてしまい、呼吸をしていない状態が数分続いたそうです。
何をやってもまったく反応せず、これはやばい、と救急車を呼ぼうとしたときにAさんが意識を取り戻しました。心配した友人達が、Aさんに何があったかを訊ねると首から上が人間で、下がライオンのようなものがずっと手招きをしていたと言ったそうです。
その事が先生方にも伝わったのと、流石に怖くなった所為かそれ以来こっくりさんはやっていないそうです。