これは俺が体験した本当の話。
俺の家は古い一軒家で、
俺が生まれる何十年もまえから
いろんな人達が住んできたらしい。
俺の部屋には、
祖母や母に代々受け継がれている家具がある。
その中のタンスのことで
母からある話を聞いてしまった。
「お母さんがまだ中学生のころだったかな?
あのタンスの上でね、
男の人の上半身が私に向かって手招きしてたの。
そしてね、お母さんが、近づくと
『ドサッ!!』ってその人がタンスから落ちるの・・。
それが毎日続くのよ・・。」
俺はすごく怖くなった。
なぜなら、
俺は過去に家の玄関で
男の下半身がうろついている所を見ているのだから・・。
男は俺が鏡を見ていると、
後ろから手をのばしてきたりする。
足をつかもうとしたりもする。
俺が家を出るとき、
追いかけてきたりもする(泣)
俺と母親が見た霊は同一人物かはよく分からない。
一体、俺の家では過去に何があったのだろうか?
それは今でも分からないいまま。
もう男は見えないけど、
今日も男は俺の家でうろついてるのだろうか?