小学校3年生の時の事だ。
ある日、1人で部屋にいる時に不気味な物を見た。留守番をしながらピコピコとFF4をやっていた時だ。
一瞬、視界の左上の方を白い何かが通り過ぎるのが見えた。すぐさま、左上に視界を向けたが、何も無かった。
あぁ、気のせいだと思いながら、ゲームをやろうとコントローラーを握り直した時に、後ろの方に悪寒を感じた。バッっと後ろを振り返ると、天井の壁の角に白い顔をした黒目だけの女が張り付いていた。
そいつは、俺と目があうと口を横に広げニタァーと笑った。(口は明らかに、裂けているようだった)次の瞬間、ガサガサっと壁をそいつは素早く移動し始めて、俺の方に向かってきた。
無我夢中で俺は部屋の窓から外に飛び出し、近くの友達の家にダッシュした。今は、そこの家を引っ越したが怖くて部屋に1人でいることは出来ない。
白目がなく、黒目だけだったあの顔が今でもトラウマだ。