洒落にならない怖い話を集めました。怖い話が好きな人も嫌いな人も洒落怖を読んで恐怖の夜を過ごしましょう!

  • 【洒落怖】暗示

    2022/12/26 16:21

  • 俺の従兄弟が中学生の頃のはなし。

     従兄弟は幼い時に母親を亡くし、ばあちゃんと二人で暮らしていた。ばあちゃんはとても心配症で、いたずらばかりしてた従兄弟にうるさく小言を言っていた。

    そんなばあちゃんに従兄弟は反抗的だった。俺が小学生の頃、夏休みにはいつも従兄弟の家に遊びに行っていた。

    俺に煙草を教えたり、エロい話しなどしてくれて、刺激的で楽しく、遊びに行くのがいつも楽しみだった。そんなある日、従兄弟はバイクをパクったと言ってはしゃいでいた。

    夏休みで遊びに来ていた俺は驚いた。ばあちゃんは仏壇に向かって、いつもの様に題目?をあげていた。

    従兄弟はパクったバイクを近くの公園に隠したらしい。そして友だちとそれを乗りまわそうとしていた。

    俺にも一緒についてこいと言っていた。胸がドキドキした。

    これから悪い事しようとしてると思うと興奮してきた。従兄弟は鏡に向かい髪型をセットしていた。

    ばあちゃんは飯の支度をしていた。ちょっと出かけてくると言うと、ばあちゃんは驚いた顔でどこいくの!?と言った。

    日も暮れかかっていた。従兄弟は何とか言いくるめようと適当に話をつけ、居間を出ようとしたその時、テーブルに置いてあった鏡がなにげなくパタンと落ちた。

    見ると真ん中あたりからまっぷたつに割れていた。きっと行ってはいけないという暗示だったんだろうと思う。

    そう思いたかった。結局、俺と従兄弟はその日公園には行かなかった。

    しかし待ちくたびれた従兄弟の友だちは一人でバイクに乗り、川沿いの土手から落ちて....。まあ怪我ですんだらしいですけど、従兄弟のともだちは、、、、。

    それ以来、従兄弟のMはばあちゃん怖えー、絶対うそつけねーっと言っていました。