洒落にならない怖い話を集めました。怖い話が好きな人も嫌いな人も洒落怖を読んで恐怖の夜を過ごしましょう!

  • 【洒落怖】洗面台の合わせ鏡

    2024/08/30 09:00

  • 夏休みに家族旅行へと出かけた時の話だ旅行先ではコテージみたいなとこに泊まったんだが、部屋を見渡して俺は帰りたくなったトイレを出てすぐの洗面台のところが合わせ鏡になってたんだよ何か嫌じゃんまぁそんな個人の意見が通用するはずもなく、其所に泊まった事件はその夜に起きた…そんなときに限って夜中にトイレに行きたくなるもんだ嫌な予感はしていたが、案の定俺はトイレへとたった半分寝ていたからか、恐怖は全く感じられなかった俺は用を済ましトイレから出ようとした所で、異変に気付いたドアから「こん、こん」とノックをするような音が聞こえたのだ外には虫が多かったし、部屋の中にもたくさん入り込んできていたのでそれらがドアにぶつかってるんだろうと思い、ドアノブに手をかけたその時「ドンドン」音は、誰かがドアを殴りつけているように変わった家族だったら何か言ってくるはずである「ヤバい、逃げなくては」そう思ったものの、出口はそのドア一つのみそんな所から出られるはずもなく、恐らく10分ほど閉じこもっていたのであろうそれほど時間がたてば「何か」もいなくなっているだろうそんな考えが甘かったトイレから出ると洗面台、急いで手を洗って寝ようと蛇口を捻った手を洗い終え、水を止めた所で、何を思ったか顔を上げてしまった前にも述べた通り、其所には合わせ鏡がある俺はその鏡像の中の鏡の一つに違和感を見つけてしまった怖くもあったが、その時は好奇心が勝ってしまった何が映っているのか確かめようとしてしまったのである何がいるのか見極めようと目を凝らしてみたどうやら赤い服をきた女性のようだ顔は髪で隠れてしまって見えなかった10秒ほど睨んでいると、鏡の中の女性に変化が起きた同時に俺は逃げ出そうとしたが、体が硬直してしまっていて出来なかったそれは瞬きをした瞬間、鏡の中を一つ、コッチへと移動してきたのである気のせいかもしれない。

    いや、きっとそうだ。そうに違いない。

    そう思い直し、もう一度見直した。また一つ近づいて来ていた。

    やはり、瞬きをした瞬間にだ。「ヤバい、このままだと…」恐怖が蘇ってきた。

    逃げようとしても体は動かない。声はあげられない。

    暫くそうしていると、急に体が動くようになった。勿論、そのままベッドへ直行。

    その後眠れぬ夜を過ごした。朝になって家族が起き出してきたときに、夜中にトイレに来たかを一応聞いたが、答えはNOあのまま体が動かなかったら、俺は一体どうなってたんだろうか?