バイトも終わり家に着き、晩飯を食い、部屋に戻りテレビをつけて見ているうちに、ウトウトしてきて横になった時間は23:05くらいだった、ハッキリ覚えていた、そして寝てしまったんだが、寝て暫くして何かが鳴っている事に気付いた。
携帯だ…部屋が真っ暗になっている、テレビも消えている。電気もテレビも消した覚えがないのに…親もバァちゃんの家に泊まりに行き、自宅には俺だけなのに…携帯の音で目が覚めたのに、この状況にびっくりして携帯の事は忘れていた。
この時、携帯の音は止まっていたと思う。体は金縛りにあっていた。
そして暗い部屋の扉がゆっくり、少しづつ開いてくるのがわかった。そして目には見えないがある程度扉が開くと、目には見えないなにかが一歩一歩、俺が寝ている方へ近付いてくるのがわかった、凄い恐怖心で、丁度俺の寝ている所まで何かが近付いた途端。
「バキッ」となにかが潰れた様な音がした、「うわぁぁぁっ」と声を上げ、金縛りがとけ起き上がった。部屋の電気はついておりテレビもついている、さっきと同じだ…夢でも見てたんだと思い時計を見ると23:10過ぎ…目を疑った五分の間に夢を見たのか…変な気持ちだった。
だか安心して再び眠くなり、寝てしまい、起きたら朝になっていた、その途端、家電が鳴っていたが俺に用があるなら携帯にかけてくるだろうと思った為、無視をしたのだがしつこかった為、電話に出ると母親だった。「〇〇の携帯に何度もかけてるのにつながらない」と言われた。
そして少し話した後にカバンの中の携帯を探した。取り出して画面を開くと液晶の画面が何かに踏まれた、潰されたような感じでばぐっていた。
昨夜のたった五分くらいに見た夢を思い出した。ガクブルだった…あれから特に何も起きていないが、一体なんだったんだろうか…