洒落にならない怖い話を集めました。怖い話が好きな人も嫌いな人も洒落怖を読んで恐怖の夜を過ごしましょう!

  • 【洒落怖】無音

    2024/09/10 18:00

  • 昔の話だが聞いてくれ飲み仲間達と心霊スポットへ行こうと言う話になり男2人女2人のベタな編成でベタな地元の怪トンネルに行く事になったトンネルにまつわる噂もよく聞くものでクラクションを鳴らすと霊が出る、手形がべったり車につけられる、そんな都市伝説的なものだったのでたいして期待もせずワイワイと騒ぎながらAの車でトンネルへ向かった・・一番はりきっていたのはAで昔からの親友でもある手形がついたらすぐ解るようにと洗車までしてきたオカルト好きだB子とC美は飲み友達でとくに霊感もなくノリで参加したようだった俺は友達とはいえ女の子とはしゃぎながらのドライブに満足していた軽くビールを飲みながら田舎の山道を走り30分ほどで問題のトンネルに到着さすがに雰囲気は満点でAがトンネルに入る前に自慢の怖い話をして盛り上げるクラクションをピーピー鳴らして気合いを入れると徐行しつつトンネルへ進入していった中は明かりがついてるにもかかわらず妙に薄暗く全員口数が少なくなってきたところでAが「よし!ここら辺でクラクションいくか?」と嬉しそうに言う女の子達は怖いね~と言いつつ嬉しそうだドキドキしながらAを煽るAは「いくぞ~!」と言うと同時にクラクションを鳴らした。

    すると「プヒ~ン」とありえない程なさけない音がトンネル内を響いた全員大爆笑で「何この音??ww」「面白すぎww」と雰囲気ぶち壊しで大笑いハマッタ俺達はクラクションを連打し337拍子をしてみたりと大爆笑「プップヒップヒヒーン」と鳴らせば鳴らす程なさけない音が響くしかし異変はこんな大爆笑の中突然起こった突然全員が笑うのやめシーンとなったあれ?と思い後部座席の女の子達を見てみると口をぱくぱくとさせて笑っている。というより顔が笑っている俺の耳がおかしいと気がつくのに時間はかからなかったまったくの無音で喋っているつもりだが自分の声すら聞こえない絶対無音AやB子C美に大声で助けを求めたところ全員同じ現象が起きたらしく口をぱくぱくさせながらジェスチャーで耳が聞こえないと訴えてきたAがガクガクと振るえながら大急ぎで車を走らせる俺は絶対無音の中恐ろしくて後ろも振り返れなかった・・何か見てしまいそうで怖かったからだトンネルを抜けても無音は変わらずあ゛ーあ゛ーと騒ぐも何も聞こえない10分程走り山道を抜けたあたりで「治った?」とB子の声が聞こえ異常な現象が終わったと確認できたB子とC美は後部座席で怖かったとワンワン泣きじゃくり、情けない事に俺も安心したのかボロボロと涙を流していたAはトンネルから出る時点で泣いていたので全員で泣きながらのドライブとなったやっとコンビニを発見しホットコーヒーを買い落ち着いたところで全員でさっき起きたことについて口々に語りあった俺とB子、C美が興奮しながら何も聞こえなくなった事を熱く語っているとAが「俺お前等おかしくなってすげー怖かった」とまた泣き出した実は何故かAだけは何事もなく聞こえていたらしく突然笑っていた俺達が大声で「あ゛ーあ゛ー」「何コレ?何も聞こえない」「助けて!」などと言い出し全員狂ったんじゃないかと思い怖かったんだと涙ながらに打ち明けたその後とくに何事もなく日々を過ごしているが今でもトンネルを通ると思い出し洒落にならないほど怖いといっている