工房の時のオレが体験した(ってかその場にいただけ)話をひとつオレの高校は工業系の学校だったんで、他の高校に比べて勉教にはあまり力をいれてなかった。
その証拠に3年にもなって他の高校はやってない総合学習ってのをやっていた。総合学習は料理とか音楽とか美術とかあった。
そのほか普通に数学や英語もあってその中から個人で選択するという感じで。もちろん、オレは勉強が嫌いだったから、音楽を選んだ。
音楽クラスには音楽が好きな奴もいたが、オレと同じように音楽がラクそうだからという理由で選んだ奴もいた。オレの友達Aもその一人だった。
オレとAはさぼって世間話をしていたんだけど、そこでAが「白い世界って知ってるか?」って聞いてきた。オレはさっぱりわからなかったんで「なにそれ?」って聞いたの。
Aがちょうど白い世界について話そうとしたとき、女子の・・・まぁB子としよう。そのB子も「何の話してんの?w」みたいな感じで話しに入ってきた。
んで、AはオレとB子に白い世界の説明を始めた。Aの説明↓白い世界ってのは、オレの地元じゃ結構有名で白い世界に行くための方法は、ある携帯の画像を見たら行けるんだよ。
その画像を見た瞬間、一面真っ白な場所に行くんだ。魂だけな。
そこには、ポツンとテーブルがあってそのテーブルの上にはフォークとナイフがある。そんな世界ずっといたいと思わないだろ?なら、どうやって脱出するかって言うと光ってる場所があるからそこに向かって走る。
テーブルの上のフォークとナイフを持ってだ。途中幼稚園児くらいの女の子が「あそぼー」って言いながら現れるけど、立ち止まるな。
無視して走れ。捕まったら二度と出てこれないからな。
向こうは追いかけてくるけど、女子高生くらいの足の速さなら捕まらん。転んだりしない限り。
光にたどり着いた瞬間意識は戻ってくる。って感じに。
オレはチキンだから話を聞いただけでちょいビビってた。そんでAはその画像を持っていてなおかつ白い世界を体験したらしい。
Aはビビって、半泣きで必死に逃げたそうだ。そしてAは「お前もやってみる?」って聞いてきた。
オレがビビって押し黙ってるとB子が「そんなのうそだぁ~、A君あたしたちの事脅かしてるんでしょ?あたしやってあげるよ。もし本当でもあたしくらいの足の速さなら逃げられるみたいだしw」っていいだした。
Aは携帯を取り出してB子に見せた。するとB子は一瞬ボーとした顔になって、ふと元の顔にもどったかと思うと「怖かった」って言いながらしくしく泣き出した。
オレとAはあせってB子をなだめてなんとか先生にはばれなかった。そのあともう一度俺も進められたがどうしても怖くて出来なかった。
と話はここで終わりです。オレってチキン&低学歴orz