自分が高校入ってすぐ、学生にも携帯が普及し始めた頃の話。
学校が終わって、家に帰ったら丁度家電に電話。母親からで、今日は遅くなるってだけの連絡だった。
適当にメシの準備してたら再び家電。丁度手が放せなくて、母親だろうからかけ直せばいいやと、出ずにいたら、今度は携帯の方が鳴った。
携帯は胸ポケットに入れたままだったので、急いで番号確認せずに出たら「ねねねねねねねねねねねね、なんで出ないの?ねぇなんで?」という野太い男の声。意味がわからず「はぁ?」って返したら、家電が留守電に切り替わった。
「ねぇ、聞いてる?なんで?なんででないの?ねぇ」携帯と、家電から、同じ声がスピーカー状態で声が響いた。携帯のバッテリーを外して、家電の電話線ひっこぬいたよ。