友人Oから聞いた話。
Oの友人のAは、いつもと同じように夜に風呂に入ったのだが、風呂場の天上をふと見てある些細な事に気付いた。それはとても長くて黒い髪の毛が、一本だけ天上にへばり付いている、というものだった。
「なんでこんなところに?家族でこんな髪なのはいないのに」って、Aは思った。それで、理由はよくわからんがとにかく気味が悪いってことで天上にへばり付いたその髪の毛を洗い流しておいた。
そしてその夜。Aは黒髪の女の人が出てくる奇妙な夢でうなされた。
(夢の中で、その女はAのことを恨めしそうに責めるような感じで「髪を取るな」と言い続けたらしい。)次の朝、目が覚めたAは恐る恐る風呂場を覗いてみた。
昨日の夜に自分が洗い流したはずのあの黒い髪の毛が、また天上にへばり付いていた。以来、その髪の毛には家族も誰もそのままにして触れないでいるそうだ。
(ちなみに、Oはその髪の毛をAの家に見に行ったらしい。OもAも霊感的なものは強いらしいが、マジでやばい…って言ってました。
)あと、「自分も見に行きたい」と言ったらいきなり凄い真剣な顔になって「あれはまずい、無理に止めないけどマジで。それでもいいんか。
」って言われて未だに行ってないオレがいる。Oの家に出る幽霊とかは承知済みだから、この話も嘘ではないとおもうんだが。
どうでしょうr。