レポート明日提出なのに全然進まない・・・。
気分転換に人から聞いた怖い話をしてみます。2年前に一緒にバンドをやっていたドラマーから聞いた話です。
去年、場所を移転してしまったんですが、すごく古い練習スタジオがありました。ボロボロの建物だったので、変な噂が絶えない嫌なスタジオでした(それでも値段が安かったので高校生は大抵ここを使っていました。
)ある日、彼はドラムの個人練習でそのスタジオに一人で入っていました。しばらく叩いて、休み、またしばらく叩いて、を繰り返していたそうです。
2時間予約して、1時間程過ぎて、喉が渇いたのでジュースを買いに一回外に出て、戻ろうとすると、スタジオからギターの音が聞こえたと言うのです。彼は予約時間を間違えて入ってきたバンドが練習を始めてしまったのかと思い、スタジオの受付に尋ねてみました。
ところが受付の女性の答えは「今日はこのあと夜中に予約が入っているだけです」との事でした。でも現実にギターの音が聞こえる、との事で、一緒にスタジオに行きました(受付は1階で、2階は物置、3階がスタジオになっていました)すると、スタジオには誰もいません。
彼はとりあえず受付の人に謝り、また練習を始めました。すると、時々、歪んだギターの音が。
ボロいアンプをおいていたのでその故障かと思い、アンプを見てみても電源さえも入っていませんでした。彼は気味が悪くなりましたが、何度も受付に行くのも恥ずかしいので早めに練習を切り上げて帰る事にしたそうです。
そしてスタジオを出るとまたギターの音が。それも今度ははっきりと聞こえたと言うのです。
それもベンチャーズのパイプラインだったそうです。あわてて階段を駆け下り、帰ったそうです。
書きながら思い出した話です。彼は私とバンドをやっている間も絶対にそのスタジオには行きたがりませんでした。
これはあとで聞いた話なのですが、このスタジオが出来た当時、練習の帰りに事故で死んだギタリストが居たそうです。彼はモズライトというブランドのギター(本物は結構値が張るもので、ベンチャーズのノーキーエドワーズも同型のモデルを使用していました)をバイトしてやっと手に入れた直後だったそうです。
どの様な事故だったのかは詳しくは知りませんが、無傷で残ったモズライトをもう一人のギタリストが救急車も呼ばずに自分のギターとすり替えて逃げたそうです。事故死したギタリストさんの怨念なのでしょうか?それとも、彼がその話を先に聞いて、私達を怖がらせようと、話を捏造したのでしょうか。
真相はわかりませんが、当時、凄く怖かったです。。
。