私の姉が体験した話。
姉が高校生の頃、よくバイト先の居酒屋の店員達とよく遊んでいたそうです。ある日仲間の内の一人が「VF(地元の有名な心霊スポット)行こう!」と誘いました。
姉含め他のメンバーはノリノリだったらしいのですが、一人だけ行かないと言い張っていたらしいです。その一人(仮にA)は、霊感があるらしく、他のメンバーがいくら説得しても行きたがらなかったらしいです。
バイトが終りVFへ行く日、Aが行くメンバーに、「私は行けないけど、これを持っていって。」と一人づつビー玉を配り、「これは幽霊一人しか入らないから、本当にヤバイと思ったら無理しないで。
」と言い残し、帰って行きました。行きの車の中では、呑めや歌えやかなりハイテンションでした。
目的地に到着。Aからもらったビー玉を手に、わいわいと一行は中へと入って行きました。
VFは昔、ディスコで、2、30年前家事に遇い、沢山の地元の人や米軍が亡くなり、そこは二つのエリアに分かれており、一つ目は入り口から中央。二つ目はダンスフロアで、どうやら二つ目のダンスフロアが一番危ないらしいです。
中へと入って行った一行は、一つ目のフロアを散策。「案外広いね~」と言いながら楽しんでいました。
でもダンスフロアへ行くに従って、周りは異様に静かく、夏場のはずがかなり冷え込んできました。そしてとうとうダンスフロアへ。
その瞬間、全員勢いよく車へ逃げ、無我夢中で近くのモスかファミレスへ辿り着きました。明るい所へ落ち着いたのか、なぜ誰も何も言わず逃げたのか、話し合ってみたら、全員いきなり物凄く怖くなったからみたいでした。
ふと思い出した様に、Aからもらったビー玉を出してみたら、一人残らず全員われていたそうです。