高校の時の話。
体育の授業が始まる直前、体育シューズを教室に忘れた俺は慌てふためいて教室にとりに帰った。階段を駆け上がり、教室のドアを勢いよく開け放すと、女子が着替えてましたwどうすりゃいいかわからず、ひとまずごめんなさいして廊下で待つ事に。
着替えが済んででてくる女子連中に冷やかされながら、正座して待ってると、当時好きだった子に”みんな着替え終わったよ”と告げられ、思わず”俺の恋も終わりました”と。手早く下着、ぢゃなくて、シューズを取って体育館に戻ることにした。
まぁ、遅刻は確定なんでのんびり行くことにしたのだが、ひとつ妙なことを思い出した。ドアを開け、最初に目に飛び込んできたのは、大好きだったあの子。
どうしてもそこで思考が止まるのを強引に進めてみると、次に見えた子。、、、誰?覚えてねぇ、つーか、見たことねぇ。
よーく思い出してみると、体が無い。その次の子は確か、薄いピンクのブラしてた。
その次は白。あの一瞬でよくもまぁ、、、とは自分ながらに感じてはいたんだが、どう考えても二人目は首から上だけ。
校舎を出て体育館に向かう途中、グラウンドでちょうど女子がソフトボールをやってんで横目でさっきの顔を捜してみた。いました。
首だけ。ちょうど一塁ベースの上あたりに。
呆然と見ているとスーッとライト方向へ向かって行って、そのままグランドの外へ。”キキーッ””ドン!”たまたま通りかかったタクシーが電柱に突き刺さってました。
幸いたいした怪我もなく、ひとまず警察を呼ぶことに。さりげなく追突の理由を聞いてみると、”人が飛び出してきたように見えた”