私の兄の話です(実話)当時私の兄は両親と同居していて仕事は3交代の仕事でした。
1番方(早朝~昼3時頃)2番方(2時~11時頃)3番方(9時~明け方5時頃)といったローテーションで仕事をしてました。社宅から仕事場まで歩いて数分のところでしたので、兄は徒歩で通勤してました。
ある夜の2番方帰りのことです。仕事場から自宅まで下り階段が続いていて、自宅までたどりつくまでに数棟の社宅がありました。
下り階段を下っていて、何か兄は見られているよな感覚に襲われたそうです。自宅の手前の社宅(付近の社宅はおおむね5階建ての鉄筋でした)でなにかすごく異様な感じになったそうです・・・誰かが見てるみたいな。
で、兄はその棟のベランダを見ました。すると、4階のベランダから体を乗り出してジーーーっと兄を見ている人がいたそうです。
兄は「あ・・・○○さんか・・・」と、顔は知ってるけれど話はしたことは無かった人だったのでそのまま知らん顔して通り過ぎ自宅へ帰りました。で、自宅へ帰って兄は食事をしながらテレビを見ていたそうです。
そのとき母が兄に言ったそうです。「あんた2番方で知らんと思うけど、今日の昼にね○○棟の○○さんが自宅で首吊り自殺したとよ」兄は愕然としたそうです。
ベランダから見ていた人それは母が話したその人だったのです。