洒落にならない怖い話を集めました。怖い話が好きな人も嫌いな人も洒落怖を読んで恐怖の夜を過ごしましょう!

  • 【洒落怖】声の主

    2025/03/03 09:00

  • 夜中にコンビ二に買い物に行った。

    東京とはいえ東のはずれにある住宅地で、人通りはまるで無かった。大通りの角にあるコンビ二で用事を済ませ、オレンジの街灯の下自宅に向かって歩いていた時、女の子の声で「ふふふ」と笑い声が聞こえた。

    私はその瞬間こおりついた。相変わらず回りに人の気配は無い。

    ただそこで私は「人がいないのに笑い声が聞こえた」から怖がったのではなかった声の主は頭上、数メートル上のあたりにいるようなのだそこで上を見る勇気もなく、私は足早に家に向かった数メートル先を左折、小さな坂を下り、数分後に右折して私の家その五分をかからない時間がおそろしく長く感じた最後の右折、ちょうど小学校の正門がある前で思った上にいる(いた?)何かを確認しなければ。ついてきたら困る数秒間迷い、決意して、足早に歩いて荒くなった息も整った頃思い切って上を見上げた・・・が見えなかったその瞬間「何か」に頭を押さえつけられた同時に聞こえてきた女の子の声は言った「お母さん見つけた」・・・私は独身だし子供もいない(やばい・・・やっかいな霊に呪われる、とりつかれる)ダッシュで帰宅、両親を起して事情を話した一晩中家族が起きててくれて、朝までなんとか無事過ごしたそれから一ヶ月間、数時間ごとに笑い声が聞こえるもちろんその瞬間は上を向いても押さえつけられるお払いも効かず体調を崩し、ほとんど眠れないそこで昨夜、勇気を出してその声に向かって聞いた「人違いだよ、子供もいないし。

    いい加減にして」女の子の声はあきらかに怒っていた「生まれる前に殺したくせに」