洒落にならない怖い話を集めました。怖い話が好きな人も嫌いな人も洒落怖を読んで恐怖の夜を過ごしましょう!

  • 【洒落怖】次は必ず

    2024/05/25 09:00

  • 私が小学校5年生の時に体験した話です。

    私は夢を見ていました。その時は夢を見ていると分からなかったけど、場所は私が通っていた珠算塾の側にある道路でした。

    道路といっても、田舎だから車は滅多に通らない場所です。友達と一緒に帰る約束をしていたので、私は友達を待っていました。

    しかし、いくら待っても友達は来ないので、珠算塾に戻りました。すると、中から出てきたのは友達ではなく、薄汚れた白いノースリーブのワンピースを着けた女の人。

    手にはチェーンをもっていました。女の鬼のような形相に驚いて、私は急いで階段を駆け下りました。

    でも、女はすぐに私に追いつき、持っていたチェーンで首を締め始めました。必死に女の手を振り解こうとしたけど、かなり強い力だったのでなかなか振りほどけない。

    意識が遠のきそうになったとき「○○!早く起きなさい!」と母の声がしました。でも、夢は覚めません。

    突然夢の中で3・・・、2・・・、1・・・とカウントダウンが始まりました。「0になったら死ぬ!!」私は直感的にそう思いました。

    そして、何とか0になる前に目が覚めました。首に締められた跡は無かったので、ただの夢だったんだと思いました。

    しかし、ほっとした時背後から女の声がしました。「次は必ず連れて行くからな」