これは私が体験した実話です。
今から15年ほど前、私の妻の出産に立ち会ったときのことです。産婦人科には夜運ばれてくる妊婦さんの家族のために、待合室のようなところがあるんです。
そのときは、真夜中だったこともあり少しうとうとしてしまいました。そんな時、胸の上にずしっと、重みを感じ何かと思って目を開けたんです。
そしたらなんと、胸の上には目が真っ白で頭が異様に大きい赤ん坊がのっていたのです。しかも、その赤ん坊はとても重く息をするのがやっとという状態でした。
私は、そのとき初めて自分が金縛りにあっていることに気づき、助けを呼ぶこともできず、冷や汗をかきっぱなしでした。しかも、その赤ん坊はゆっくりと私の上を這って近づいてくるのです。
その赤ん坊が顔の目の前に来たとき、私の人生はもう終わりだと思っていたとき、その赤ん坊はこう呟いたのです。「こいつじゃない。
」その後、私は気絶していたのか気がつくと朝になっていました。その話を看護婦さんにすると、この病院ではよくその赤ん坊がでてくるそうです。
なんでも、流産した子供が親を探して夜な夜な現れると解釈しているそうです