病院に関しての話はビックリするぐらい少ないと思ったことありませんか?私(24歳男)は今年の春まで看護士をしていました。
この病院で勤め始めたばかりの時に先輩の看護士(33歳)に言われた事は「仮にオバケを見たとしても絶対に人に言ってはいけない、例え病院の関係者でも言わないこと」と強く注意されました。そこで私はその先輩に何かあったのか?としつこく聞いてみたところ先輩がこんな話をしてくれました。
その病院は旧国立予防衛生局と関係があったそうです。国立予防衛生局は石井四郎という生物兵器部隊と関係のある部署だそうです。
以前、その跡地で白骨死体が発見されるという事件もありました。噂なんですが、中国の捕虜などで人体実験を行っていたとかいないとか。
政府はそれを隠蔽するため、ハルビンの基地を捕虜ごと燃やすほどでした。その残滓がこの病院にも関係しているというのです。
具体的に何があったあまではわからないんですが、昔は地下室があったそうです。今はそんなものはどこにも無い。
入り口だけを封鎖したんじゃないかって、先輩は言っていました。まあ、病院にありがちな恐怖話なんですがね。
その病院の一階に霊安室があります。そこの死人が動いたとか言う話は聞きますが、死後硬直かなんかと思っていました。
秘密の地下室の話は新人苛めとかによく使われるネタでした。まあ、誰も信じてはいないんですが。
ある時、僕が夜勤をしている時です。一階の見回りをしていると、霊安室から物音が聞こえてきました。
確認に行こうと思ったんですが、気味が悪くて警備員を呼びに行きました。そんで警備員と二人で霊安室までいきました。
その時、ゴロと何かが転がるような音がしました。それはこの部屋からではなく、このしたから聞こえてくるような感じでした。
確認しましたが、地下室はありません。噂を除いては。
こんな話で申し訳ないんですが、きっとあの病院の霊安室の下が秘密の地下室になっているのではとか思ったりしました。そんでそこで埋められて殺された霊が霊安室の遺体を動かしているのかな、なんて思いました。