俺は高校生の頃、
自宅から車で2時間くらいかかる学校でした。
なので、
平日はその学校の寮に暮らしてました。
食べ物や飲み物は週一くらいで、
無くなった日に親に連絡して
調達してもらっていました。
話は変わって、
その時期に学校で流行った都市伝説あります。
あいまいにしか覚えていないのですがその内容は、
『夜の7:14分から7:17分の間に、
自分の部屋に身内を名乗る者がノックをしてきて入ろうとしてきたら、
どこまでも断り続けなければならない。
もし入らせようとしてドアを開けてもそこには誰もいない、
急いで部屋の4隅から流れてくる血を受け止めなければいけない。
受け止められなかったら、一番大きい窓から誰かが侵入してくる。
その者が部屋に入る前に急いで鍵を掛けなければいけない。』
という感じの内容でした。
ある日僕の部屋には友達がいて
丁度その話をしていました。
その時家から電話があり、
今から差し入れ持っていくという連絡がありました。
それから1時間くらいしたら
誰か部屋にノックをしてきました。
『お母さんだよ~いる~?差し入れ持ってきたよ~』
穴からのぞいて見たら母がいました。
しかし時計を見ると、
例の夜7:15分でした。
これはきたな~と
友達とドアを開けるか相談しました。
結果、
扉の所に持ってきた物置いてってと
扉ごしに伝えました。
そして、
行ってしまった様子でしたので
ドアを開けました。
しかし、
そこには何もありませんでした。
その時は俺の冷たい要望に
怒って帰ってしまったのかな~と思いました。
ところが1時間後、
またノックをしてきた母が来ました。
今度は普通に入らせました。
俺『さっきは悪いな、ちょっと事情があってさ。』
母『え?何の事ってんの?』
俺『さっき1時間前くらいに来ただろ?
その時物置いて帰っていいよっつったじゃん。』
母『は?1時間でここに来れるわけないべ!何言ってんだか…』
!?
じゃーあの時のやつはマジでマジでマジで!?
いままでの人生で不可解な出来事はこれだけですわ…