今から約15年程前に見た嫌な夢の話です。
地方出身の私が、再就職で関東のC県I市に就職する事になりました。私のために職場のオーナーがアパートを用意してくれたのですが、そのアパートは大家さんの自宅の一部を貸し部屋にしたような感じで、玄関を入るとすぐにトイレがあり→台所→4畳半の部屋、そして私が寝室に使っていた部屋、と作り自体は普通の安い賃貸部屋という感じでした。
最初に感じたのは、風呂がなく不便な事と、風呂が無いのになぜこんなに湿気があるのか?と思いました。2週間ほどしたある日、妙な夢を見ました。
今でも鮮明に覚えていますが、ボロボロの服を着た顔と頭だけが妙にデカイ子供たちが「カゴメカゴメ」歌いながら寝ている私の布団の周りをグルグルと何週もしているのです。職場の後輩にその事をしゃべったら、「あの部屋は気持ち悪いし、なにか感じるよ」と言われ、その日から後輩のアパートで生活する事になりました。
何年か後に田舎に戻り、ある日オカルト話になった時に私はその話をしました。その時ある友人がこう言いました。
童謡やわらべ歌には妙な意味があったり呪文の様な意味が込められたりしてるって事を本で読んだことがあるよ。そう言われた時はマジでビビリましたよ。