漏れが消防のとき、町内の有志が集まって植物の実験したり、自分で作ったブーメラン飛ばしたりするという行事に出席したときに起こった話。
日光でサルに詳しい人と一緒にサルの観察をするイベントに参加した夜。近くの旅館に泊まったとき、みんなで百物語することになった。
漏れ含む5人はみんなで寄せ合った怪談話を聞かせあってた。カバンに忍ばせておいたローソク×100本もその場を盛り上げていいカンジに進んでとうとう100話目は漏れが担当することになった。
半分ネタ切れ状態だった漏れはアドリブで怖い話をでっち上げることにした。 ここから先は音声でお楽しみください漏れ「皆さん、ここはどこでしょう」仲間A「何って日光に決まってんだろ」漏れ「そう、日光です。
今回は100話目にふさわしく、俺が自ら体験した恐怖をお話します。俺は今までここに3回きたことがあります。
修学旅行と、この研修旅行と、後一回家族できたことがあります。俺が家族で泊まったとき、○○ホテルというところに泊まりました。
そこで遊び疲れて寝たとき、奇妙な夢を見たんです。自分はパジャマ姿で異次元空間のようなところにいました。
そして目の前には階段がある、引き返そうにも場所がない。階段を上ろうとしたとき、パジャマが引っ張られる感触を覚え、足元を見たら、なぜかフランス人形が俺のパジャマの足元をつかんでる。
」漏れ「そんで口をカタカタ動かしながら人とは思えないほど低い声で「一段目」とかいって俺のパジャマをつかんだまま階段を上がる。俺は何すんだコノヤロゥ!!って思ってそのフランス人形を階段から蹴り落としただけど足元を見れば何も無かったかのようにフランス人形が俺のパジャマをつかんでる二段目とか言って階段を上がる。
俺はそのフランス人形をどうにか動かなくさせようと階段の角のところにたたきつけたり首をねじ切ってみたり(意外と簡単に取れた)したけど次の瞬間には何も無かったかのように俺のパジャマをつかんでいたもう仕方が無いからそのフランス人形についてった。んでフランス人形が言う「十三段目」のあたりで急に開けた場所に出た。
だけど俺の視線の先には首吊り自殺に使うわっかのついたロープがぶら下がっていたやば……と思ってフランス人形のいる足元を見たら、フランス人形がいない。俺はしめたと思って階段を下りようとしたけど階段が無い。
そして後ろに何かの気配を感じた。振り返ってみるとさっきまで俺のパジャマをつかんでいたフランス人形が浮かんでいる。
そんでいきなり「落ちなさい」とかいって突進してきて俺はその異次元空間に落っこちていくところで目がさめたフランス人形もいないし、元の次元に戻っている。だけどそこはホテルの屋上、しかも俺は手すりにつかまって身を乗り出した状態で起きた夢遊病にかかっちまったか、と思って後ろを見たらいきなりあのフランス人形がいた。
そして口をパクパクさせて「十三段目」これで俺の話は終わりです、皆さんいかがでしたでしょうか。」仲間B「ちょっと待て、お前が泊まったところは確かどこだっけ?」漏れ「○○(名前忘れた)ホテルの○○○(わすれた)号室です」仲間B「お前そこ人形作ってる人が首吊り自殺したところじゃねぇか!!」漏れ「……マジ(汗汗」仲間C「もう寝よ寝よ、こいつの話でみんな体温さめただろ。
」このあとローソク消してご就寝。そんで翌朝仲間A「てめぇよくも昨日はあんな話聞かせやがったなオイ!!」漏れ「いったいどうしたってんだよ、わけわかめな切れ方するんじゃねえ!!」仲間A「お前の話そっくりそのまま夢に出てきちゃってすげぇ怖かったんだよ」漏れ「こいつバカだーーーー正真正銘のバカだーーーーー」仲間C「何でもいいから布団片付けろよお前ら、あとオタ(漏れのあだ名)は昨日のローソク片付けろ。
床に落ちたロウが見つかったら処刑されるぞ」漏れ「へーーーへーーーーへーーーへーーー」んでローソクを片付けている途中、漏れ「誰か畳引っぺがすの手伝ってくれえ」仲間B「いったいどうしたんだよ」漏れ「畳と畳の間に挟まったロウが取れねえんだよ」仲間B「手伝ってやってもいいがあとで100円よこせよ」漏れ「解ったから速く手伝え」んで畳を引っぺがして畳の裏側を見たBが仲間B「うわっ 何じゃコリャ!?」漏れ「どしたん?」みてみたら、なんとそこには大量の御札が貼られていた(おそらく40枚はあったと思う)んで全部の畳を引っぺがしたらAが寝てたところに御札が集中していた。そのあとホテルの従業員の人に聞いてみたら。
血相変えて「うちのホテルでは何も起こっていません」とすごい剣幕で言われた。なんだったんだろうか