コックリさんにまつわる私の実体験です。
私がリア厨の頃、例にも漏れずコックリさんが流行ってました。夏休みのある日、どんな話の流れでそうなったのか覚えてませんが、なぜか私の家でコックリさんをやろうという話になり部活終了後、友達を含め5人でうちに集まりそのうち3人がコックリさんをやりはじめました。
当時は厨房でしたので、質問内容といえば、○○さんの好きな人は?××先生(嫌いな先生)の寿命は?などというくだらないことを聞いては楽しんでいました。そして、いざ帰ってもらおうという時、これがなかなか帰ってくれません。
「コックリさん、コックリさん、お帰りください」これを何度いっても10円玉は「No」にいきます。「もう、やだ!」「でも、帰ってくれる前に放したらだめなんだよ!」「どうしよう?」もう、5人とも泣きそうでした。
そのとき、本棚にあった本のうち一冊だけが大きな音を立てて落ちました。私たちは驚いて顔を見合わせて「きゃー!!」と大きな声をあげて本棚から一番離れた壁際にうずくまっていました。
少し時間がたって落ち着いてから、その紙を破って川に流して(とやるのは私たちの地方だけでしょうか?)10円玉を使って・・・と、それまでと同じ方法でコックリさんをやり終えました。そして数ヶ月、特に私たちに何か起こることもなく平穏無事に過ごしてました。
「やっぱり誰かが無意識に動かしてたんだね」なんていう知ったかぶりの知識で笑って済まそうとしていた頃です。コックリさんをやっていた3人の祖父または祖母が、ほぼ同じ頃に亡くなりました。
(忌引きで休んでいた日にちが3人とも被っていたので1週間とずれはないと思います)偶然の一致だと信じることにしています。