洒落にならない怖い話を集めました。怖い話が好きな人も嫌いな人も洒落怖を読んで恐怖の夜を過ごしましょう!

  • 【洒落怖】禁止区域

    2024/11/07 09:00

  • とある海沿いの田舎に青年がダイビングをしに来ていた地元の人からは「禁泳区域」には絶対入るんじゃないぞと妙に固く言われたそれが気になって、なんか危険なのかなーと見てみると、別に高波がくるわけでもなくちょっと沖に出てるだけでそう危険には見えないかえって気持ちよさそうな場所だ青年が夕方に水中スクーターで海の散歩を楽しんでいた時の事だったいいつけを破って禁泳区域に入ってしまっていたそれを知っていながら別に気にもせずに「なんだ綺麗じゃん」と思って楽しんでいた時の事だった何か遠くに白い影が見える人かな?と思ったら、そこらへんでフワフワしてたソレはこっちに気がついた様子で、ものすごい勢いで走ってきた青年は驚き、慌てて水中スクーターをUターンし全開で逃げたバカな、泳ぎで人間が水中スクーターに勝てるはずが無いだがしっかりついてくる。

    それどころか距離が縮まっている。いや、泳いでいるのではない、奴は走っているなんとか追いつかれる前に地上につき、そのままスクーターも投げ出して猛スピードで地元の寺に走って逃げた。

    地上に出たというのに後ろからまだハッキリとついてくるのが分かるなんとか寺に逃げ込み住職に蒼い顔で状況を説明した住職は言った「何故禁泳区域に入ったんだ!海で死んだ者達が生きてる人を引き込もうとさまよってる場所なんだとにかく、ここにいる間は大丈夫だから、夜が明けるまで外に出ちゃダメだぞ!」そして、そのまま本堂で扉を閉め切って読経を始めた。すでに日は沈みかけ、それから真っ暗になった頃から奇妙な現象は始まったバンバンバンバンと本堂の周りの扉を叩く音が響く。

    住職はとにかく「開けてはならん!出てはならん!」と言い読経を続けた雷が鳴った瞬間、本堂の扉に人の影が写る。時間が経つほど音は激しくなる青年は住職の前で蒼い顔で縮まってるしかできなかったそれは夜が明けるまで続いた・・・朝になってすべてが収まり、住職も読経を止めて、言った「これからは昼でも海には近づいてはいけない。

    あと海から離れていても、夜中に出歩いてはいけない必ず貴方を連れて行くだろう」あれから10年、青年はいまでも海には近づかない