数年前、近くの峠でバイク事故が多発した事があった。
救急車からライダースーツの男が運ばれてくる。脱がせる事は難しいので前をハサミで切るのだが、スーツの中は何処から出たのか血だらけ。
タオルや雑巾で拭き取りバケツに集めると、大きなバケツ一杯の出血。体に傷はない。
そんなライダーが夜になると運ばれてくる。頑張っても心臓は二度と立ち上がらない。
その内の一人は数人で夜間のツーリングだったので状況がわかった。後ろから赤いバイクが追い越しスッと前に出ていく。
それを追いかけていくと、徐々にスピードを上げていき、あるコーナーの前で突然よりスピードをあげて真っ直ぐ走り抜く。後ろもついていく。
後ろから見てると崖に向かって時速100キロ以上でつっこんでいき、すっと消える。追いつこうとしたバイクは崖にぶつかりそのまま10m以上上に走り上がり落ちる。
これが事故の真相だったらしい。バイクは赤の○○○。
多分最初は白だったんじゃないかな。これは実話ですし、私が治療してました。
5~6人位死んで急に事故が起こらなくなった。バイク屋の親父さんが話を聞いて、そこでお祓いをしてもらったとの事。
(本人談)心当たりがあるという。