高校の時の修学旅行で二日目の長崎の旅館みたいな平屋のホテルでの事。
俺は当然の如くクラスのブサイク男子で固まった部屋で持ってきた64でスマブラなんかをやってたんだよ。そしたら突然隣の部屋の女子達が俺たちの部屋に入ってきたんだ。
俺たちはたいそうビックリして、一部の奴はついに確変きたと喜んでいたらしいが、彼女達は全員青ざめた顔をして、どう見ても様子がおかしい。“どうした?”って聞くと泣きそうな顔でてか数人すでに泣いてて、一人は自分で肩抱いて震えながら泣いてる「あの部屋無理…鏡の中にオジサンがいる!やだ怖いよ」といってパニック状態。
とりあえず先生呼んで先生はホテルの人と話をしてとりあえず彼女達は部屋を変えてもらえる事にで、俺達もそんな部屋の横の部屋なんで気持ち悪くていやだと言ったけど空き部屋がなくて無理との事。その日の夜はマジで一生忘れられない。
彼女達がいなくなって当然無人の隣の部屋から、こちら側の壁をたたく音、ドアを開け閉めする音俺は聞いてないがなんかうなり声。それがほぼ一晩中俺達は寝れるわけがなく全員の布団をくっ付けて身を寄せ合ってガタガタ震えてた。
後から先生から聞いた話だと、あの部屋は元からその彼女達が見たという中年の男の霊が目撃されてて、ただ一般の人が泊ると何もないが霊感の強い人が泊ると出てくるらしい。彼女達の中で両肩抱えて震えながら泣いてた子が正にそうだったらしい。
あのホテルには二度といきたくない