ちょっと嫌な思い出。
保育園の年長くらいの頃だったか、うちの敷地にある畑で遊んでた。うちから500M(もっと近いかな)くらい離れたところに山があって(田舎)、そこには採石場があるんです。
確か昼前だったか、畑で遊んでいて何気なく採石場を見ていたんです。ショベルカー、ダンプカーがミニカーのように見えちまちま動いています。
すると採石場から離れた、まだ削られていない山の斜面の森が光っているんです。よく重機のガラス部分が太陽の光に照らされて光るっていうのはあるんですけど、森の中から光が出ているんです。
僕はずっとその部分を見ていて段々気持ちが悪くなったのを覚えています。まるで「無表情な顔」能面と言ってもいい。
輝く無表情の顔がありました。顔とわかって10秒くらいか見つめていると、かなりの距離なのに目があったような気がして、なにか「マズい!!」と本能的におばあちゃんの方へ走っていって泣き付いたのを覚えています。
あれ以来反射される光を見るとあの「顔」を思い出してしまいます。