大学の頃、友達から聞いた話。DQNだったそいつはもう一人の友達と「ゴーストバスターズツアー」なるものを実行した。ネーミングで容易に想像はつくと思うが、二人で心霊スポットを巡ったそうだ。しかしそこはDQNな彼らのこと、タダではすまさなかった。行く所行く所でそれはそれは失礼なことをしたそうだ。慰霊碑は蹴る。古井戸にゴミは落とす。など等。そのツアーからしばらくすると、不思議な事が起こりだした。一人暮らしの彼が寝てると、誰かの足音がする。飲みかけのコップの水が、いつの間にか空になっている。おまけに体調もおかしくなる。もう一人の友達も同じく体調が悪いと言ってるらしい。
これはまずいと思った彼らは、お祓いをしてもらおうとある霊能者の所に行った。その霊能者は、彼らを見るなりいきなり凄い剣幕で怒りだした。
「あなた達、何やったの!」なんと、彼らには何十人もの霊が取り憑いていたそうだ。どうやら、行った心霊スポットに、太平洋戦争時代のアメリカ兵の捕虜収容所跡があり、そこの霊達が大量に付いて来てたらしい。