当時俺は大学の二部学生(夜間ね)で、いつも大学が終わるのは9時過ぎだった。
その日は帰りに本屋に寄って、長々と立ち読みして本屋出たのは11時を過ぎていた。んで、自転車をこいで帰りを急いだ。
いつも通る地下道の入り口が見えて来て、中に黒いワンピース着た女の人が入っていった。こんな時間にここを人が歩いてるなんて珍しいなとか思いながら俺も地下道に入っていった。
が、さっき見た女の人はいなかった。女の人が入ってから俺が入るまで、そんなに時間はたっていない。
地下道は200m位ある。例えその女の人が走っても出られるほどの時間はたっていない。
その瞬間、俺は怖くなって全速力で地下道を抜けた。後ろを振り返ったらなんか居そうな気がして、振り返れなかった。
んで後日談みたいなもの。一年位経って、地下道で見たのは幻覚だと思うようになった。
別に心霊スポットでもないし。まあビビりだから通ることは無かったけどw。
弟が買って来た東北怨念地図って本借りて読んでたらあの地下道での他の人の体験談が載っていた。内容は俺が体験したのとほぼ同じ。
ただ違うのは、その人はバイクに乗ってたってことと、後ろを振り返ったこと。後ろには女の幽霊が乗ってたこと。