小額5年生のときの話。
昔住んでた家での事なんだが、2階建てで2階にコタツがあってTV見れる場所になってたのよ。んでその日俺は一人で留守番してたんだ。
俺ってコタツの中もぐるのが好きでさ、よくコタツの中の赤い薄暗い光で絵を書いてたんだな。しばらく書いてたらオシッコしたくなってきた。
俺はコタツから出て熱くなった体を冷やして1階にあるトイレへ向かったんだ。2階から1階へ降りる階段までは通路になっていて丁度階段のところまで歩いて降りようとしたとき、1階から2階へあがる間の踊り場みたいなとこに白装束を着た女性が後ろ姿で猫背気味に立ってんだよ。
しばらく動けなかったが俺は急いでコタツのある部屋にダッシュで走ってスゴイ勢いでコタツにモグリこんだ。・・・暑いが我慢した。
1時間くらい恐怖に耐えていたね。汗がポタポタ垂れてきてたのまだ覚えている。
俺は外の様子をうかがおうと毛布を少しめくった。そしたら目が真っ黒の女の顔がすぐそこにあったんだ。
俺はしばらく動けなかった。凝視していた。
女の顔は瞬きをパチパチとしながら微笑んでいたよ。